スマートフォン用ページ

ヤクルトのCSR?トップコミットメント

トップコミットメント

株式会社ヤクルト本社 代表取締役社長 根岸 孝成

「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」という企業理念のもと、「予防医学」「健腸長寿」「誰もが手に入れられる価格で」という「代田イズム」に基づき、食品、医薬品、化粧品の研究開発?生産?販売などの企業活動を行っています。「人も地球も健康に」を目指す企業活動そのものがCSRであるという考えのもと、持続可能な社会の実現に向けた諸課題に積極的に取り組んでいます。

売り上げ?利益ともに過去最高を達成して迎えた令和元年

長期ビジョン「Yakult Vision 2020」第3フェーズの2年目となった2018年度のヤクルトグループの売上高、営業利益はともに過去最高となりました。創始者で医学博士の代田 稔生誕120周年という節目の年に、このような成果が得られたことをうれしく思います。特にアジアにおいて着実に成長を遂げており、中国での販売地域における乳酸菌飲料市場でのシェアは60%に達し、ベトナム、インド、アメリカなど比較的新しい進出国でも大きく拡大しました。

Yakult Vision 2020

事業展開国も広がりを見せています。2019年1月にはデンマークでヤクルトの販売を開始。2019年8月には、ミャンマーでヤクルトの製造販売を開始し、これで展開国は日本を含め40の国と地域に広がりました。
堅調に推移するヤクルトグループの事業を支えるのは、人の力であることはいうまでもありません。2018年10月はヤクルト世界大会が創始者?代田 稔ゆかりの地、京都で開催され、各国?地域からめざましい成果をあげたヤクルトレディや社員等総勢約2,700名が参加しました。会場の熱気に圧倒されながらも、一人ひとりに声を掛け記念品を贈呈していると、従事者の皆さんの士気の高まりとパワーを直に感じたものです。

企業活動を通じてESGの諸課題に応えていく

企業経営を進めるうえで重要なことは、継続的な業績の向上とともに、持続可能な社会の実現に向けた諸課題に取り組んでいくことであると考えています。
社会全体の持続可能性を高める取り組み、すなわちCSRの柱である「ESG」に積極的に取り組んでいる企業に対して、世界最大規模の機関投資家であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、大規模な投資を行っています。当社もGPIFが採用するESGインデックス銘柄の一部に組み入れられていますが、今後もCSR活動を推進し積極的に開示していくことで、ESGを評価する投資家の期待にも応えていきます。
私たちは、CSRのグローバルスタンダードであるISO26000の7つの中核主題に沿って、ESGやSDGsとの対応も明確にしながら、CSR行動計画を策定し、企業活動を推進しています。7つの中核主題に沿って、多岐にわたる取り組みの一部をご紹介します。

※ ESG???E:Environment(環境)S:Social(社会)G:Governance(ガバナンス)

健康的な生活習慣を定着させ、「安全?安心」な地域づくりを目指す

Ⅰ消費者課題お客さまの健康と楽しい生活のために/Ⅱ コミュニティへの参画?発展地域とともに発展していくために

ヤクルトグループは、ヤクルトレディによる宅配システムを中心とした健康に寄与する商品のお届けのほか、健康的な生活習慣の定着に向けた啓発活動や、地域貢献活動にも取り組んでいます。
ヤクルトレディによる宅配という独自の流通形態は、いうまでもなく私たちの大きな強みの一つです。日本だけでなく世界中でヤクルトレディが活躍しており、その数は全世界で8万人を超えています。ヤクルトレディによる宅配が健康意識の向上や女性の活躍に貢献していることが評価され、2018年6月には「第2回 日本サービス大賞」で経済産業大臣賞を受賞しました。1963年から綿々と続くこのシステムが改めて評価されたことに喜びを感じます。
おなかの健康をテーマにした小学校等への「出前授業」の2018年度の参加者は全世界で約345万人、地域の方々を対象にセンター(ヤクルトレディの販売拠点)や公共施設?老健施設等を利用して開催する「健康教室」の参加者は、全世界で約693万人となりました。これらの取り組みを通じて、地域の皆さまの健康意識が向上することや、ヤクルトの乳酸菌の働きを正しく知っていただくことは、長期的な視点でみれば大きな事業基盤となるはずです。
さらに、自治体と連携し「愛の訪問活動」として、約3万8千人の一人暮らしの高齢者を訪問するとともに、全国878の自治体や警察?消防などと「地域の見守り?防犯協力活動」の協定を締結し、「安全?安心」で暮らしやすい地域社会づくりに貢献しています。
ヤクルトグループの事業の基盤は生命科学の追究にあります。中央研究所(国立市)における研究開発の推進はもちろんのこと、外部機関との連携も推進しており、その一つが2014年度に開始した国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究です。2018年度は、宇宙環境で乳酸菌 シロタ株を長期保管してもプロバイオティクスとしての機能が維持されることが確認できました。

気候変動への対応を機会として捉える
容器包装の資源循環がしやすい素材への転換を図る

Ⅲ 環境地球環境の保全のために

私たちは「ヤクルト サステナブル?エコロジー 2020」のもと、「低炭素社会の実現」(気候変動問題への対応)、「資源の有効活用」、「生物多様性の保全と活用」を三大テーマとして、事業の各段階で環境活動に取り組んでいます。
気候変動における事業上の「リスク」としては、気候変動に起因する自然災害による原材料の調達や操業の中断等が挙げられます。私たちは、危機管理マニュアルの運用や、生産拠点の分散などでそれらのリスクに対応しています。一方で気候変動問題への対応はステークホルダーからの評価を得る「機会」にもなりうると考えています。省エネルギー?省資源の生産?物流体制を構築し、環境に配慮した容器包装等の取り組みを推進すること、そして、本レポートの発行や、投資家からの要請に応えることなどを通じて情報を適切に開示していくことで、それを実現していきます。
2019年6月のG20大阪サミットでは、新たな海洋プラスチックごみの発生を2050年までにゼロにする目標が打ち出されました。私たちは、それに先立ち「プラスチック資源循環アクション宣言」を発表し、2030年までに資源循環しやすい素材の容器包装に最大限転換していくという大きな目標を掲げました。
すでに世界各地でプラスチック製品の使用を規制する動きが出てきています。今後も各国?地域の規制を注視しながら、具体的な検討を進めていきます。
このほか、昨今高まりを見せる「食品ロス削減」などの新たな諸課題についても、今後検討していきます。

働く人が健康でなければ社会を健康にすることはできない

Ⅳ 労働慣行従業員の健康と働きがいのために

「健康宣言」において、企業理念である「世界の人々の健康に貢献する」を実現するためには、社会的責任としても、従業員の健康が不可欠であるとの認識を明文化しています。具体的には、業務の合理化を推進するとともに労務管理を徹底し、長時間労働の削減や有給休暇取得率の向上等を進めています。その結果、2019年2月に「健康経営優良法人(ホワイト500)」に継続認定されました。
ヤクルトレディの労働環境の整備も進めています。2018年度は、ヤクルトレディ向けの各種資機材の刷新に6億4千万円を投じました。作業負荷軽減とモチベーションアップを実現したと同時に、よりお客さまへの対応に時間をかけられるようになりました。

取引先とも連携しサプライチェーン全体で公正?公平な調達活動を推進

Ⅴ 人権人権尊重のために/Ⅵ 公正な事業慣行公正な事業活動を行うために/Ⅶ 組織統治透明性ある経営を推進するために

私たちの事業は、脱脂粉乳に代表される乳製品や包装資材など、さまざまな原材料の調達が必要不可欠なため、調達において環境や社会に配慮する「CSR調達」の取り組みを進めています。2018年3月に策定したCSR調達方針に沿って、2019年3月から5月にかけて主要取引先への「CSR調達アンケート」を実施したことは大きな第一歩となりました。今後も、取引先とも連携してサプライチェーン全体で公正?公平な調達活動を推進していきます。
また、広くステークホルダーから信頼される企業として、コンプライアンスの徹底はもとより、コーポレートガバナンス?コードの趣旨に基づくガバナンスを実践するとともに、情報開示に積極的に取り組むことで、透明性ある経営を推進していきます。2019年6月には社外取締役に女性を登用するなど、より多様性を重視したガバナンス体制も目指しています。

事業を通じてSDGsにも貢献する

「世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献する」という私たちの企業理念は、事業活動そのものがSDGsの各目標への貢献に関わっています。2018年12月の第2回ジャパンSDGsアワードでは、日々の事業活動がSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」などの達成に貢献するものとして評価され、特別賞「SDGsパートナーシップ賞」を受賞しました。また、2019年5月には、イギリスのブランドファイナンス社「Brand Finance Awards 2019」の食品部門で1位に選出されました。これらの外部からの栄誉ある評価を、今後の活動の推進力としていきます。
私たちはこれからもグローバル企業として、社会的責任を強く意識しながら諸課題に対応し、さらなる企業価値向上を目指します。ステークホルダーの皆さまにおかれましては引き続きご支援のほど、よろしくお願い申しあげます。

2019年9月

代表取締役社長
根岸 孝成

CSR基本方針

ヤクルトグループは企業理念を実践し、企業として持続的に成長することを通じてCSRを全うしていきます。その具体的な取り組みの上位概念として、「CSR基本方針」を2012年4月1日に制定し、全社が取り組むべき方向を定めました。

私たちヤクルトグループは、企業理念に基づいた企業活動を通じて、グループを取り巻くすべてのステークホルダーから信頼されるよう努力し、共生していきます。

CSR行動計画

ヤクルトグループは、CSR重点3領域に沿った活動を実効性をもって進めていくため、2015年度より、CSRのグローバルスタンダードであるISO26000に即して活動の体系化を図り、CSR活動を推進しています。
具体的には、2016年度にISO26000の7つの中核主題に則って、3領域への重点化を明確にした「ヤクルトCSR行動計画」として重要テーマを策定し、2017年度は、これをもとに関連部署が具体的な行動目標を立てたうえで、活動しました。

ヤクルトCSR行動計画
ISO26000の中核主題 重要テーマ
消費者課題 安全?安心な商品の提供
お客さま第一主義
お客さま個人情報の保護
コミュニティへの参画
及び
コミュニティの発展
社会貢献活動の推進
地域の文化?慣習の尊重
地域課題解決への活動
地域社会との関係強化
環境 低炭素社会の実現
資源の有効活用
生物多様性の保全と活用
労働慣行 職場安全衛生の推進
ワークライフバランスの推進
女性の活躍推進
多様性の推進
人権 多様性の推進
人格と人権の尊重
公正な事業慣行 公正?健全な取引の推進
CSR調達の推進
組織統治 コーポレートガバナンスの実践
コンプライアンスに則った事業の推進
守秘義務の徹底
企業情報の開示と社会とのコミュニケーション

国内?海外のヤクルトグループ企業は、当行動計画を参考にして、CSR活動を推進していく。

制定 2016年4月1日

また、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)を持続可能な社会の実現のための世界の共通課題として取り組むべきものと捉え、CSR行動計画の中に、SDGs達成への貢献の観点を組み込みました。
具体的には、「ヤクルトCSR行動計画」の7つの中核主題?重要テーマと、SDGs17目標のうち、特にヤクルトグループと関係が深いものとの関係を明確に、見える化したうえで、事業の各段階において取り組みを進めていきます。

CSR推進組織

CSR推進委員会

CSR担当役員を委員長とする「CSR推進委員会」を設置し、CSR推進方針、推進策の協議ならびに進捗管理等を行っています。本会議での検討事項は必要に応じて執行役員会議に上程します。

CSR推進委員会

ヤクルトのCSR推進会議

CSR活動

  • CSRの取り組み Pick up!
  • ヤクルトのCSR?トップコミットメント
  • お客さま
  • 地域社会
  • スポーツ振興
  • 環境
  • 従事者?人権
  • 組織統治
  • ヤクルトCSRレポート
  • ヤクルトCSRコミュニケーションブック
  • ヤクルトにおけるSDGs
黑粗硬大欧美在线视频-黑粗硬大超爽视频